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お知らせ

ZEISS Forum 2015

皆様、ご無沙汰しております。
少し前になりますが、6月7日にステーションコンファレンス東京にて開催された
『ZEISS Forum』に参加してきました。

これは私のクリニックでも使用しているマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の製造メーカー
Carl Zeissが主催した、マイクロスコープを用いて
様々な治療を行っている先生方の講演会でした。

ちなみに当院の顕微鏡はこちら↓
IMG_9371
根管治療時に必要な倍率、照明の明るさ、取り回しの良さを兼ね備えており、
私の大事な相棒です。

講演内容ですが、
9:50~11:00は眼科医の市川先生の講演でした。
普段は知ることができない眼科の先生のお話で、
眼科手術時の顕微鏡動画を交えて講演していただき、
顕微鏡の歴史から最新の顕微鏡の話まで聞くことができました。
普段と違う視点でのお話で非常に勉強になりました。

11:10以降は歯科の先生の講演でした。
17時過ぎまでに4名の先生方の講演を聴くことができ、
私は主に歯内療法の先生方のお話を中心に聞いてきました。
その中での感想として、
東京医科歯科大学のエンドの大学院生の頃から何度も井澤常泰先生の講演を聴き、
手術時の動画を拝見してきましたが、
自分で常に顕微鏡の動画を撮るようになって
あらためて井澤先生の動画の明るさ、ピントの合いかた、被写界深度、倍率など
勉強になることが多くありました。
キレイな動画は、患者さんへ多くを語らなくても
説得力が増すと思いました。私も、もっと研鑽を積んでいきます。

ペンシルバニア大学にてエンド専門医を修了された石井宏先生の講演では
多くの複雑な症例を拝見することができ、自分の臨床にも生かせることが多くありました。
DSC_0082.r1

最後の岡口守雄先生の講演も
いつも通りキレイな動画で、他ではみられない動画の数々でした。
歯髄保存は私も取り組んでいる大きなテーマですので、
手技の一つ一つを動画で拝見でき、とても為になりました。
臨床のヒントを頂きました。

診療日を休診にして参加しましたので
本日得た知識を、いつか患者さんに還元できるように
これからも臨床に望んでいきたいと思っております。
これからもよろしくお願い致します。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療 専門医院:坂上デンタルクリニック5つの特徴

 

難しい治療も対応可能です。

治療例:他医院で抜歯と診断されたが抜歯を回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後3か月
治療内容について

歯ぐきが腫れてきたため、近くの歯医者さんに行ったところ、「歯を抜くしかない」と言われ、歯を残したいとのことで根管治療専門の当院にご来院頂きました。

初診時には、左下の6番目の歯は外側に、7番目の歯は内側に、腫れやウミの出口がありました。さらに6番目の歯には根管治療で用いる器具が残っておりました(レントゲン写真①)。当院でも難しい処置となり、抜歯となる可能性もありましたが、患者さんと相談し歯を残す方法を試みることとしました。

歯を残す治療を詳しく見る

 

治療例:大臼歯 インプラントに隣接した歯に対して根の治療を行い、抜歯が回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後1年9か月レントゲン写真
治療内容について

患者さんは近くの歯医者さんで「悪い歯を抜いてインプラントにします」と言われたそうです。
一番奥の歯はきれいな被せものが被っていますが、歯ぐきが腫れています。ウミの出口のようなものもあります。
レントゲン写真で見ても、根の先に黒い影があります。この部分は骨が溶けているので、黒く透けて見えます。一本手前の歯はインプラントでした。この歯も抜いてインプラントにした方がよいのでしょうか。インプラント治療はよい選択肢だと思いますが、今回は患者さんと相談し、歯の根の治療により改善する見込みが少しあるかもしれないと判断して、処置を開始しました。

根の治療の流れを詳しく見る

根管治療専門医のよる安心の根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:   カテゴリ:講演会, 院長ブログ