金曜日も日本歯科保存学会2016年春季学術大会に行ってきました。
本日のメインは先端講演である、
新井嘉則先生による「歯科用CTの活用」です。
新井先生は現在歯科で主に使用されている、
CBCT(コーンビームCT)を開発した先生です。
CTの基本原理から解説していただき、
CBCTの弱点であるアーチファクトの出方について
解説頂きました。
いままで気になっていたアーチファクトについて
理解が深まりました。
専門的な話ですが、アーチファクトと歯根破折の線は
見間違いやすいのですが、アーチファクトの出方が
少しわかったので、CTの読影の精度が上がるかもしれません。
医院を休診にして参加したかいがありました。
ありがとうございました。
新井先生が講演の中でおっしゃっていて気になったことは、
1975年くらいから脳血管障害が減少してきますが、
それは医科用CTの普及が進んだからだそうです。
今の日本の歯科界では、歯科用CT(CBCT)が普及してきております。
それによって日本の抜歯の数が減り、
歯がもっと救えるようになったらよいですね。
そのために私も根管治療の点から、
もっと貢献できるように精進してまいります。
学会参加のため、医院を2日間休診してしまい
申し訳ございませんでした。
しかし、その分のものが得られたと思います。
これから患者さんにお返ししていきますので、
これからもよろしくお願い致します。
坂上デンタルオフィス
坂上 斉