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お知らせ

当院での根管治療2017(3)

世田谷区二子玉川にて根管治療を専門に開業しております、
坂上デンタルオフィスの坂上です。
今回は当院を行わせていただいた根管治療をご紹介させていただきます。

右から3番目の歯の根が曲がっています。

初診時のレントゲン写真

『根が曲がっており、治療ができない。抜歯と言われた。』
とのことで来院された患者さんです。
右から3番目の歯は、深くまで歯が削ってあり、
根管治療が必要です。
さらに根が2回曲がっていることが確認できます。

上顎の小臼歯は根が2回曲がっている歯がまれにあります。
今回はそのような患者さんでした。

歯の根は、常に曲がっている可能性があります。
今回は曲がっていることがレントゲン写真で確認できるので、少し注意はしますが
私は根が曲がっていることを常に想定して処置しています。
処置方針が大きく変わることはありません。

根の先まで処置ができていることを確認

通常通り根管治療を行い、
レントゲン写真にて
根の曲がりに沿って根管治療が行われていることを確認した後、
根管充填を行いました。

根管充填後のレントゲン写真(真横から)

根管充填後のレントゲン写真        (少し角度を変えて)

方向を変えてレントゲン写真を撮ると
根の管(根管)にはやや厚みがあることがわかります。

今回のように歯の根の管(根管)は
曲がっていたり、
細くなっていたり、厚くなっていたり、
決して、まんまるで一直線ではありません。
天然の根管の形態を保存することは
根管治療の経過に重要な影響を与えます。

今回はレントゲン写真から
根管治療がやや難しいことが予想されましたが、
丁寧に治療することにより
抜歯せずに、歯を残すことができます。

微妙な違いで分かりにくいのですが、
小さなことに気を付けて治療を行っております。

坂上デンタルオフィス
日本歯内療法学会 歯内療法専門医
坂上 斉

根管治療 専門医院:坂上デンタルクリニック5つの特徴

 

難しい治療も対応可能です。

治療例:他医院で抜歯と診断されたが抜歯を回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後3か月
治療内容について

歯ぐきが腫れてきたため、近くの歯医者さんに行ったところ、「歯を抜くしかない」と言われ、歯を残したいとのことで根管治療専門の当院にご来院頂きました。

初診時には、左下の6番目の歯は外側に、7番目の歯は内側に、腫れやウミの出口がありました。さらに6番目の歯には根管治療で用いる器具が残っておりました(レントゲン写真①)。当院でも難しい処置となり、抜歯となる可能性もありましたが、患者さんと相談し歯を残す方法を試みることとしました。

歯を残す治療を詳しく見る

 

治療例:大臼歯 インプラントに隣接した歯に対して根の治療を行い、抜歯が回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後1年9か月レントゲン写真
治療内容について

患者さんは近くの歯医者さんで「悪い歯を抜いてインプラントにします」と言われたそうです。
一番奥の歯はきれいな被せものが被っていますが、歯ぐきが腫れています。ウミの出口のようなものもあります。
レントゲン写真で見ても、根の先に黒い影があります。この部分は骨が溶けているので、黒く透けて見えます。一本手前の歯はインプラントでした。この歯も抜いてインプラントにした方がよいのでしょうか。インプラント治療はよい選択肢だと思いますが、今回は患者さんと相談し、歯の根の治療により改善する見込みが少しあるかもしれないと判断して、処置を開始しました。

根の治療の流れを詳しく見る

根管治療専門医のよる安心の根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:   カテゴリ:根管治療, 院長ブログ