世田谷区の二子玉川にて根管治療を専門に開業しております、
坂上デンタルオフィスの坂上斉です。
お久しぶりになりますが、
当院で行った根管治療の経過です。
患者さんは、お近くの歯医者さんにて
「レントゲンで黒い影があり、抜歯になると思う。」
と言われ来院されました。
レントゲンを撮ると、
根の先が黒くなっています。
また、手前の根には破折した器具のような物が写っています。
CTも撮影したところ、根に沿って垂直的な黒い影があったため
根が割れていて残せないかもしれない、根管治療をして経過が悪い場合は手術になる
という旨をお話ししたうえで治療を開始しました。
破折器具が残っていても問題ないこともありますが、除去を試みます。
根の中の古い詰め物や汚れを取っていき、
破折器具も無事に取ることができました。
根管治療後半年が経った頃にレントゲンを撮らせていただくと
根の先にあった黒い部分は改善してきているようです。
CTを撮影すると3次元的に確認することができるため、
根に沿ってあった垂直的な黒い影も治ってきてくれていることがよくわかります。
また、初診の際に患者さんがおっしゃっていた浮いた感じもなくなったとのことで良かったです!
すべての歯が治るわけではありませんが、歯を抜く前に一度拝見させていただければ
お手伝いできることがあるかもしれません。
気になる症状などがあれば、ぜひご連絡いただきご相談ください。
日付: 2024年9月4日 カテゴリ:根管治療, 症例, 院長ブログ and tagged マイクロスコープ, 再根管治療, 根管治療, 根管治療専門, 破折器具