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お知らせ

カテゴリ: 症例

当院での根管治療(8)

世田谷区の二子玉川にて根管治療を専門に開業しております、

坂上デンタルオフィスの坂上斉です。

お久しぶりになりますが、

当院で行った根管治療の経過です。

患者さんは、お近くの歯医者さんにて

「レントゲンで黒い影があり、抜歯になると思う。」

と言われ来院されました。

レントゲンを撮ると、

根の先が黒くなっています。

また、手前の根には破折した器具のような物が写っています。

CTも撮影したところ、根に沿って垂直的な黒い影があったため

根が割れていて残せないかもしれない、根管治療をして経過が悪い場合は手術になる

という旨をお話ししたうえで治療を開始しました。

破折器具が残っていても問題ないこともありますが、除去を試みます。

根の中の古い詰め物や汚れを取っていき、

破折器具も無事に取ることができました。

根管治療後半年が経った頃にレントゲンを撮らせていただくと

根の先にあった黒い部分は改善してきているようです。

CTを撮影すると3次元的に確認することができるため、

根に沿ってあった垂直的な黒い影も治ってきてくれていることがよくわかります。

また、初診の際に患者さんがおっしゃっていた浮いた感じもなくなったとのことで良かったです!

すべての歯が治るわけではありませんが、歯を抜く前に一度拝見させていただければ

お手伝いできることがあるかもしれません。

気になる症状などがあれば、ぜひご連絡いただきご相談ください。

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

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当院での根管治療(7)

世田谷区二子玉川にて
根管治療を専門に開院しております、
坂上デンタルオフィスの坂上斉です。

お久しぶりになりますが、
当院で行った根管治療の経過です。前回の症例の経過報告は調べたら3年ぶりでした。間が空いてしまってすみません。

他のクリニックで左下の奥歯の根管治療を行っていたようですが、なかなか治らないため、当院にご紹介いただいた患者さんです。

奥から2番目の歯 (白い壁が作ってある歯) の歯ぐきからウミが出ています。
ウミの出口からレントゲンで映る棒を入れて、レントゲン写真をとると、

レントゲンに写っている歯の1番右の歯の根の先が黒くなっており、
ウミの出口から入れた棒も1番右の歯の根の先に向かっています。1番右の歯の根の治療は行われておりません。かぶせものの下にむし歯もありそうです。

ウミの出口は奥から2番目の歯でしたが、ウミの原因の歯は1番奥の歯であると診断しました。
治療が長引くと「治療しても治らないの?抜かないとダメ?」と
不安になると思いますが、
診査、診断からもう一度やりなおすことにより改善することもあります。

今回は2番目の歯ではなく、1番奥の歯が原因と診断しなおし、根管治療をしました。

ウミの出口も治りました。この時、奥から2番目の歯の治療は行っておりません。

現在は、治療後6か月以上経っておりますが、ウミの出口も再発しておりません。かぶせものは紹介元の先生にお願いしております。

1番奥の歯の治療後、奥から2番目の歯の根管治療もご依頼いただき、
両方の歯の根管治療を行っております。

根管治療後6か月経ち、根の先の黒い影(骨が溶けている部分)も改善してきているようです。

すべての歯が治るわけではありませんが、
ご心配の方、治療が長引いている方は一度、
ご連絡いただければ、
お手伝いできることがあるかもしれません。

坂上デンタルオフィス
日本歯内療法学会 専門医
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

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