東京都世田谷区二子玉川で根管治療を専門に行っている、
坂上デンタルオフィス 坂上 斉です。
現在【水曜日】を休診日としておりますが、4月以降は【木曜日】が休診日となります。
また、月曜日は隔週で休診日とさせていただきます。
患者さんにはご迷惑をお掛けしますが、
何卒、よろしくお願いいたします。
坂上デンタルオフィス
坂上 斉
東京都世田谷区二子玉川で根管治療を専門に行っている、
坂上デンタルオフィス 坂上 斉です。
現在【水曜日】を休診日としておりますが、4月以降は【木曜日】が休診日となります。
また、月曜日は隔週で休診日とさせていただきます。
患者さんにはご迷惑をお掛けしますが、
何卒、よろしくお願いいたします。
坂上デンタルオフィス
坂上 斉
よく患者さんから「虫歯が神経に達するギリギリのところでおさまっていた場合でも神経を取り除かないといけないのでしょうか?」と聞かれます。
歯の中には神経や血管などが通っている『歯髄』と呼ばれる部分があります。よく深いむし歯の治療では、「神経をとる」などと言われますが、実際には「神経や血管の通っている『歯髄』をとる」ということになります。深いむし歯でも歯髄の状態が良ければ、歯髄を残して治療できる場合がありますし、歯髄の状態が悪い場合には歯髄を取り除く処置が必要になることもあります。
しかし、ここで問題なのが現代でも、歯髄の状態を正確に診査する方法がない!ということです。今の科学の力でも処置前に歯髄の状態を正確に診査し、歯髄が残せるか残せないかを100%で診断することはできません。
むし歯はどのくらいの大きさか、冷たいものがしみるか、どんな感じでしみるのか、温かいものではどうか、歯を叩いてみたときはどうか、歯肉の状態はどうか、お口の中を細かく見て、レントゲンなどを撮影し判断します。その際に、冷たいものを押し当てたり、逆に温かいものを押し当てたり、弱い電気を流したりして歯髄の状態を探ることもあります。
そのようにしてある程度予測をたてて、むし歯を取っていきますが、治療を始めて歯髄に近くならないと、歯髄が残せるかどうか、分からないことも多くあります。また、処置時は歯髄を残せると判断しても、後の経過をみていくと、やはり歯髄を取らなければならないことも多くあります。
このように歯髄を残す治療は「不確実性」があります。
当院では処置前に、歯髄が残せそうか、残せなそうか、ある程度予測し患者さんと相談してから処置を開始します。また、歯髄を残そうとしても、やはり後日、歯髄を取る処置が必要になる可能性があることもお話しし、ご了解をいただいてから処置を開始致します。うまくいく!と気楽に始めると、うまくいかない時に困ってしまうので。
このように神経を残す処置には不確実性が、ある程度、存在します。逆に神経を取る処置は非常に高い成功率が世界的にも報告されております。それでも歯の寿命を考えると、歯髄が残せたらよいな、と思います。判断に迷うようなケースもありますが、色々な診査を行い、科学的に考え歯髄の状態を予測し、処置方針を決めていけたらと思います。
日付: 2020年10月11日 カテゴリ:むし歯治療, 根管治療, 根管治療 Q&A, 根管治療前のお悩み
根管(根幹)治療とは、根管の中の細菌の数を可能な限り少なくする治療です。
そのため、治療と治療の間には細菌が入らないようにきちんとフタをする必要があります。以前は根管治療後に痛みが出たりすると、フタをあけたままにして痛みを和らげる、という治療法がありました。
しかし、この治療法はお口の中の細菌がまた、根の中に入り込んでしまうため、現在は良くないとされています。
当院でも、まれに治療後に痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。
そのような場合は、痛み止めと抗生剤によって痛みを和らげるようにし、フタを開けるという治療法をとることはほとんどありません。
当院では根管治療で困った方がいらっしゃいますので、根管治療後にフタを外したままの患者さんがいらっしゃることがあります。
そのような方でもきちんとした根管治療によって、腫れがおさまり、もう一度、物を咬むことができるようになる方もいらっしゃいます。
しかし長い間、フタを外したままになっているような場合、根の中全体に細菌が進んでしまって根管治療が困難になってしまう方もいらっしゃします。
一概には言えませんが、根管治療後に痛みが出てしまったり、フタを外したままになっていたりして根管治療がなかなか終わらないような方は、一度、ご相談いただけたら幸いです。
お手伝いできることがあるかもしれません。
当院の患者さんで、フタを外したままで来院された患者さんの症例を参考にしていただきたいと思います。
日付: 2017年2月15日 カテゴリ:根管治療 Q&A, 根管治療後のお悩み and tagged 根幹治療, 根管治療, 根管治療 痛み
根管治療が終了した後に痛みが出ると、治療が失敗した?抜歯かも?!と思うかもしれません。
しかし、痛んだ原因によっては再治療によりもう一度、ご自身の歯で噛めるようになることもあります。
前回の解説で、治療後の痛みの原因として汚れの取り残しを上げました。
しかし他にも原因は考えられます。
それは、歯の中に穴が開いてしまっている場合です。
歯の中は通常、根の先(根尖)の部分に穴があり、生きている歯ではそこに神経や血管が通っています。
通常の歯の根の治療では、歯の頭の方に穴をあけ、そこから器具や洗浄液を使って根の先までお掃除していきます(上の図)。
このとき、歯の根の管の方向と間違った方向に削ってしまい、歯に穴が開いてしまうことがあります。
奥歯は実は非常に見にくい場所です。
ある程度の技術や知識がないと余計なところを削ってしまいます。
あまり余計なところを削ってしまうと、歯の根の管以外のところに穴をあけてしまうことがあります。
このような状態を穿孔(せんこう:パーフォレーション)と言います(下の図)。
以前は穿孔を生じた歯は経過が非常に悪かったのですが、近年、MTAという材料が用いられるようになり、穿孔を生じていたとしてもそれほど経過に影響を与えない程度に治すことができるようになりました。
このMTAという材料は1990年代前半に論文が発表されてから色々な研究が行われ、様々な難しい歯を治療することができるようになってきました。
当院でももちろん、MTAを取り入れております。
様々な処置(穿孔部をきれいにするなど)をしてMTAを用いれば、穿孔を生じても歯を残すことができるようになりました。
しかし、それに先立つ大事なことがあります。それはしっかりと診査し、診断を下すということです。
診査が不十分であったり、歯の解剖学的知識が十分でなかったりすれば正確な診断はできず、結果として残すことができる歯が治療できず、抜歯しなければならなくなります。
大切なことは材料ではなく、歯の解剖学的知識や使用する材料に関する十分な知識、処置に対する技術や十分な時間です。
当院の歯科医師は国内、国外の学会に積極的に参加し知識を深めて、新しい技術、材料を取り入れております。
根管治療で失敗した!とお思いの時や、根管治療後に激痛を生じてしまった場合などにも、一度、ご相談していただければお役に立てるかもしれません。
日付: 2016年7月27日 カテゴリ:根管治療 Q&A, 根管治療後のお悩み and tagged 根管治療, 根管治療 失敗, 根管治療 激痛, 根管治療 痛み
根管治療が終了した後に痛みが出ると、非常に心配になると思います。
時には食事もできないような激痛が生じてしまうこともあります。
いろいろな原因で痛みは出るのですが、処置後の一時的な痛みでしたらお薬を飲んで改善されることもあります。
しかし、歯の根の治療が不十分で痛みが生じることも多くあります。
痛みが出る原因の一つとして挙げられるのが、根管内の汚れの取り残しです。
歯の根(特に小臼歯・大臼歯などの奥歯)の形態は非常に複雑です。
最近はマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用する歯科医院も増えてきましたが、歯の形態によってはマイクロスコープで覗いても見えないところに汚れが残ってしまっていることもあります。
そのような場合は根管の形態を熟知し、取り残す可能性がある部位を予測していないと汚れを取ることができません。
そのような部位に対しては専門の知識を持ち、訓練を積んだ歯科医師に処置してもらうことが必要でしょう。
歯学部学生の頃は左側の図のように歯の根の形を理解していました。
これならば、少しコツをつかめば、根管治療は簡単そうです。
しかし、実際の歯の根の形は右側の図のように非常に複雑です。
たくさんの根の管があったり、その根の管どうしがつながっていたり、網目のようになっています。この構造を理解していても治療は難しいのです。
この構造が理解や想像できていない場合は、治療の成績が下がってしまうのは仕方ないかもしれません。
汚れが残っていたために痛みが再発し、根管治療が失敗したと思っても、適切な処置によって歯は救える可能性があります。
汚れも部位を予測し、解剖学的な知識と処置技術があれば、痛みを解消できもう一度、歯を使えるようになるかもしれません。
当院では常にマイクロスコープを使用し、根管治療を専門に大学院、大学病院にて研鑽を積んだ歯科医師が、お時間をかけて治療させていただきます。
必ずご期待に沿えるとは限りませんが、抜歯をする前に一度、ご来院頂ければ色々な処置方法をご提案させていただけるかもしれません。
日付: 2016年7月19日 カテゴリ:根管治療 Q&A, 根管治療後のお悩み and tagged 根管治療 失敗, 根管治療 激痛, 根管治療 痛み, 根管治療専門
後に痛みが前よりも強く出ることがあります。
そのような症状を「(エンドドンティック)フレアーアップ」と言います。
慢性化していた根の先の炎症が、処置後に急性化することがあるためです。
様々な原因で生じ、なかなか一つの原因に特定できないようです(起こりやすい症例、主な原因は分かっておりますが・・・)。
当院でも年間何百症例処置を行いますが、2~3例程度は起きてしまいます(起こりやすい症例はある程度予測できるので、その患者さんには処置前にお話しさせていただいております)。
起きてしまった場合も、ご連絡をいただければ急患等にて対応させていただきます。
適切に対応すれば痛みも落ち着きますし、その後の経過も悪くありません。
しかし、症状が強くなるとどうしても心配になってしまうと思います。
そんな時はお気軽にご相談ください。
治療を始めたのに、前より痛くなった!というのは非常に不安を感じると思います。
ゼロにするのは難しいのですが、起きてしまった時も誠心誠意対応させていただきます。
そして適切に対応すれば、症状も落ち着きますし、その後の経過も心配はいりません。
海外の研究でも、ある程度の確率でフレアーアップが生じてしまうと報告されております。
しかしその後も適切に処置を行えば、経過は悪くならないという研究報告が出ております。
以前は、強い痛みが生じてしまうと、根の治療の仮のフタを外しっぱなしにすることがありました。
しかし、そのような対応ではその後の経過が悪くなってしまう可能性があります(お口の中の細菌が根の中に入り、住みついてしまうことがあるようです)。
多くの場合は、痛みが生じてもお薬(抗生剤や鎮痛剤)を服用することによって対応できます。
本当に一時的にフタを外すこともあるようですが、痛みが治まったら速やかにフタをして、細菌が入り込むのを防ぐ必要があります。
また患者さんに状態をお話しして、ご理解いただくことも痛みの管理という点では大事だと思います。
フタを外すだけの対応では不十分かもしれません。
痛みと根管治療は複雑に関係して、簡単に終わることではないと思います。
当院では十分な知識、技術、経験で、できる限りの対応をさせていただきます。
根管治療後の激痛でお困りの方もご相談ください。
よろしくお願い致します。
日付: 2016年7月12日 カテゴリ:根管治療 Q&A, 根管治療中のお悩み and tagged 根管治療, 根管治療 激痛
初診の際から相談し易く、質問に対する回答も適確で安心感がありました。
自由診療なのでコストがかかりますが、その分時間をとって対応して頂けるのがよかったです。
長時間にわたる治療時にラバーダムを付けてもらっていたことが思いのほか、楽でした。
今回、根管治療をしっかりとしてもらえたことで不安がひとつ消えて本当によかったと思います。
奥歯の2本の根管治療、大変ありがとうございました。
心配な点など何でも親切に聞いていただけて、安心して治療にのぞめました。
歯医者さんをこれだけ信頼できたのは初めてです。
他県から通って本当によかったです。
日付: 2016年5月16日 カテゴリ:30代 男性, 患者さんの声
優しく丁寧に治療して下さったので、歯医者さんが苦手な私でも安心して通うことが出来ました。
治療もなるべく痛くないよう気を使って下さりありがたかったです。
また何かあったらお世話になりたいです。
どうもありがとうございました。
日付: 2016年2月15日 カテゴリ:30代 女性, 患者さんの声
初回に原因がはっきりし治療開始した時にビックリだらけで今も鮮明に覚えています。
まず、麻酔を打った時と注入時にも全く痛くない!
更に治療後少し経ったら切れるので食事も時間を置けばすぐにとれました。激的です!!
一番感じたのは治療が優しいです。
治療の仕方と言うんでしょうか・・・器具のあて方と言うのでしょうか・・・そして『有難う』と言って頂けます。
兎に角受けた人じゃないと解らないソフトで絶妙です。
痛みが無くならないんじゃないかと本当に不安でしたが先生に巡り合え感謝と感動しています。
治して頂き本当に有難うございました。